平成 17 年時の上棟祭の模様です。

屋根の上に舞台を造り、幣束、棟札、清め品、祝の五色の旗と奉り式に従い上棟式を行います。その後、お餅等を皆様に撒いて皆様に感謝しながら、共に祝う習わしです。中央に建て主の五色の旗と共の上棟式用品（中にお供え物-女性の使用する物等（櫛）とが入っています）を奉ります。又、家の東北の隅（表鬼門）に鶴の矢羽、西南の隅（裏鬼門）に亀の矢羽根を奉ります。鶴は少々上を向け、亀は少々下に向けます。鶴は矢先が抜けない形になっており、厄が戻らないようにするため、亀は吉ごとが入りやすくなっているようです。

鶴千年亀万年長寿の意味も含め、亀の矢羽根は、棟札、幣束と共に完成後も屋根の棟の所に奉ります。家造りは、感謝と共に行われてきました。